ウェディング業界のお仕事

ブライダルを仕事にしたい!必要なスキルと資格、気になるお給料事情

ブライダル、つまり結婚式に関わることを仕事にしたいと思っている人にとって、その進路にはどのようなものがあるのでしょうか。結婚式に関連している職種であれば何でもブライダル関連と言えるため、一口にブライダルの仕事といっても職種の幅は意外に広いのです。 その中で人気の高い主な職種について、必要なスキルや資格、そして気になるお給料やお仕事事情についてご紹介しましょう。

ブライダル業界に就職するには、何よりも即戦力となるスキルとホスピタリティを身に付けることが大切です。

ブライダル関連職業の人気ナンバーワン、ブライダルプランナー

ブライダルプランナー

「ブライダルの仕事」と名のつく職種の中で、常にナンバーワンの人気を誇るのがブライダルプランナーです。晴れの舞台である結婚式の思い出作りをお手伝いする仕事なのでお客様から感謝の度合いがとても高く、1組の結婚式を迎えるたびにやりがいや充実感が得られる職業です。

ブライダルプランナーに求められるのは、結婚式に関する総合的な知識です。特に結婚式は、花嫁が輝く日です。ウェディングドレスや和装、ヘアメイク、スタイリングなど花嫁を艶やかに演出するための総合的なプロデュース力が求められます。

ブライダルプランナーに求められるスキルは、上記のような結婚式に関する総合的な知識です。冠婚葬祭の 1 つとして形式を重んじるお客様(もしくはその親御さん)が多いため、マナーや慣習などについての知識も必要でしょう。

ブライダルプランナーになるために絶対必要な資格というものはありませんが、就職活動の競争率は比較的高いので武器としての資格は有ったほうが何かと有利になります。全日本ブライダル協会の「アシスタントウェディングプランナー」が最有力の資格で、その他には周辺スキルの資格として「日本メイクアップ技術検定」「フラワー装飾技能士」などが考えられます。

当校にこうした資格の取得を目指すカリキュラムがあるのは、ブライダルに関わる周辺スキルを持っておくことで総合的な企画力、提案力がまるで違ってくるからです。自分が結婚式を任せる立場になってみて、「それは専門外なので」と言うことなく、提案の幅が広いブライダルプランナーに任せたいと思いますよね?

ブライダルと言えばウェディングドレス、それを仕事にするドレススタイリスト

ドレススタイリスト

晴れの舞台には特に花嫁の衣装が一生の思い出になるので、結婚式をする人たちのこだわりも強いものがあります。そんな新郎新婦に衣装の提案やコーディネートをするのが、ドレススタイリストです。

結婚式の「衣装さん」としてドレスだけでなく小物類やアクセサリーなどを組み立てて、晴れの舞台を演出します。衣装を選ぶだけでなく、新郎新婦をいかに輝かせるか、写真や動画などで記録される日でもあるので、歩き方やポーズなどのサポートもするので、とても大切な役割です。

大阪ホテル・観光&ウェディング専門学校のブライダルコースには、いわゆるブライダルに直接関わりの深いカリキュラムに加えて、所作やマナー、立ち振る舞いといった総合的なホスピタリティに関わるカリキュラムがあります。こうした知識は「どこに行っても恥ずかしくない人材」を育てるためですが、ドレススタイリストの仕事にもしっかりと役立ってくれるのです。

ブライダル以外にも活躍の場があるメイクアップアーティスト

いつの世も女性の美に対する願望は尽きることがありません。メイクアップはそんな願いをかなえるプロの技術なので、当然ブライダルというここ一番の日にも活躍の場がたくさんあります。

メイクアップアーティストというとテレビに出演しているタレントのメイクを担当する「メイクさん」をイメージする人も多いのですが、こうした職場にいる人は業界の一部でしかありません。実はそれ以外にもメイクアップを必要とする場面はとても多く、むしろ「メイクさん」以外の場面で活躍している人の方が圧倒的に多いのです。

美容室でもメイクアップをしてくれるので混同している人もいるのですが、国家資格が必要な美容師に対してメイクアップアーティストは特に資格を必要としません。理由はハサミを使うことがなく危険が少ないためで、技術があれば誰でも一流の職場にチャレンジすることができます。

ブライダルメイクアップアーティストになるには、ブライダル関連の専門学校を卒業するのが最も確実なルートですが、メイクアップアーティストの魅力はブライダル関連以外にも活躍の場がとても多いことです。

もうひとつ、ブライダルメイクアップアーティストに求められることがあります。それは技術に加えて、花嫁に寄り添ってアテンドをする接遇、言葉遣いなど。式の当日は 1 日、花嫁さんに寄り添う大切な役目を果たすことになるので、そのためのスキルです。こうしたスキルは社会のどこでも役立つものなので、ぜひ在学中に学べるものはどんどん学んでおきたいところです。

なお、「日本メイクアップ技術検定」という第三者機関による資格試験があるので、取得しておくことで客観的なスキルの証明になります。

結婚式に必要な「花」を演出するフローリスト

フローリストは、「花」を使った空間演出をする職業です。単に花を生けるだけの職業だと思っている人も多いのですが、花による演出にはさまざまなコンセプトやルールがあるので、実はとても奥深いのです。しかも花の世界には西洋フラワーに対して日本の伝統文化の華道といったように、洋の東西でも全く異なる価値観を持った文化があります。その結婚式ではどんな人が結婚するのか、そのコンセプトや価値観をしっかりとプロデュースしながら会場を彩っていくのが腕の見せ所です。

先ほどのメイクアップアーティストと同じで、フローリストについてもブライダル関連とは言いながら他にも活躍の場は多数あります。

必ずしもなければ就職できないわけではありませんが、花の世界には「フラワー装飾技能士」という国家資格があります。1 級から 3 級までのランク分けがあり、1 級となると 7 年以上の実務経験が必要で、しかも試験もかなりの難関です。ここまで来ると花の世界で指導者としての道も開かれるので、「花」を仕事にしたいという考えがある方は、ブライダルと同時に考えてみても良いのではないでしょうか。

ブライダルを仕事にした人のお給料事情

ここではブライダル関連として 3 つの人気職業をご紹介しました。ブライダルプランナー、ドレススタイリスト、メイクアップアーティスト、そしてフローリスト。いずれもその道のプロを目指す職業なので、最初は他の職業と給与体系も特に変わりません。好きなことを仕事にするという意味ではそれでも恵まれているかも知れませんが、それぞれの職業はキャリアを積むことによって大きく成長できる余地があるのが魅力です。

さらにブライダルという人生の大きなイベントに関わることにはお給料だけでは換算できないような価値があるので、そこはプライスレスだと感じられることも多いと思います。

自分発の新しいアイディアが認められれば、自分の引き出しがどんどん増えていきます。そうやって能力を発揮していくことで独立してフリーになる人もいます。フリーの売れっ子ともなれば、普通の職業では考えられないような収入を得ることも可能で、実際にそれぞれの道で成功している人はたくさんいます。

そういった可能性を広げるという意味でも、ブライダルの仕事は夢のある職業として今も高い人気を誇っているのでしょう。

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